僕から、僕へ。

僕から僕への、体調や思ったことのメモみたいなものです。

「やり込んだゲーム」FINAL FANTASY XI



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今週のお題「やり込んだゲーム」

 

僕は昔からゲームが大好きで、外で遊ぶよりもゲームの方が好きだった。

とはいっても小さい頃はテレビは一つ。

力の強い兄にも勝てるわけなく、ゲームに関する一番古い記憶は兄のゲームの

レベル上げをしている所だ。

 

さて!そんな今までの人生の中で、一番やりこんだゲームといえば

単純にプレイ時間だけでいうならやはりネトゲになる。

その中で僕が、兄と一緒に学生時代にハマってプレイしたのが

 

「FINAL FANTASY 11」

 

今はもうプレイしていないけれど、今もサービスの続いてる有名ゲーム。

兄とサービス開始日からプレイを初めた。

 

兄がエルヴァーンのモンクで、僕がタルタルの白魔道士で初めたのを覚えている。

プレイ時間…覚えていないけど、10000時間近くプレイしたんじゃないかな?

今どうなっているかは解らないが、当時のFF11は起動したまま放置をする時間も多い。

レベル上げの為には基本的に6人行動で、他のプレイヤー5人を誘って

パーティを組まないといけない。

自分が誘う側に回ると、良いパーティを作らないと!と思って

理想のパーティが組める人数がいる…!と状態にならないとなかなか動き出せない。

動き出した頃には他の人に良い人員がとられて

中途半端なパーティが2,3こできていていたりする。

数時間頑張ってもパーティが組めないこともある。

そういった不条理というか、中学生高校生にはなかなか難しい場面もたくさんあった。

 

でも、楽しかった___。本当に、本当に。

でなければ、10000時間もプレイしないよね。

僕と兄は仲間に恵まれて、サーバーでもトップクラスの猛者が集まっているチームに誘われて、入団した。

他のメンバーはプレイ時間が僕らよりも圧倒的に長く、技術も上だったけど

和気あいあいとしていて、とても優しい人たちだった。

"遠足"と称して、高レベルの場所へ連れて行ってくたり

ただ肩を並べてゲーム内で釣りをしたり…。

僕と兄は普通に学校へ行き、バイトをし、友人ともたまに遊びながらのスタイルで

(多少睡眠時間は削ったが)それでも長くプレイして、強くなっていった。

 

当時実装されていた、サーバー中の人が挑んでは皆負けて、誰もクリアしていなかった

最難関コンテンツ、「闇の王 討伐戦」

何万人も挑んでは誰も打ち勝っていないその戦いに

僕と兄とそのメンバーとで、サーバーで一番早く打ち勝った。

他のプレイヤーからものすごい数のメッセージが届いたのを覚えている。

おめでとう、すごい、どうやったんですか、攻略法は?

そんな色々な、祝福と嫉妬のメッセージ達だ(笑)

 

それからもゲーム内の様々な世界を、色々な人と巡った。

チームメンバー以外にも、パーティを組んで仲良くなって

携帯アドレスまで交換しちゃうような人も何人かいたり

タルタルという種族だけのチームにも入ってみたり

強敵を倒す事専門のHNMLSというのにも入ってみたり

 

僕はまだまだ子供で、多分そこまでプレイヤースキルも高くはないし

喋っている事も幼稚だったんではないかと、今は思うのだけれど

本当にいい人たちばかりだった。

 

オフ会にも何度か参加した。

メンバーと、カラオケにいったり、花見にいったり

僕はまだ酒を飲める年齢ではなかったが、飲み会にいったり(お酒は飲まなかったよ)

そのままメンバーの家に一泊して、何をするかと言えば

ゲームにログインして一緒にレベル上げに行ったり(笑)

 

僕はゲーム内では、タルタルという非常に小柄な種族だったので

良く対照的に大柄なガルカという種族の股ぐらに潜り込んでいたものだ。

それだけの行為で、その人と仲良くなったりする。

顔も名前も知らない人と、何時間も一緒に旅をする。

 

時には世界を超えて、外国人さんとも一緒に遊んだ。

本当に本当に色んな人と遊んだ。

携帯電話の連絡先には、まだ何人か、ゲーム内の仲間たちのメールアドレスが残っている。

 

ふとパソコンの過去のファイルを漁っていたら

仲間が撮ってくれたなんともない動画や、大きな敵を倒した時

皆で撮ったスクリーンショットがいくつかでてきた。

懐かしい。ログウィンドウには仲間たちのチャットログが流れていた。

 

期間として、何年プレイしていたかな…。多分、7,8年くらい?

就職してからは、さすがに今までのようには出来なかったから

そこからぽつりぽつりとログインが減って、止めてしまったんだと思う。

 

まあ、その後にFF14という同じ会社のネットゲームにも手を出すことになり

まるで奇跡の様に、FF11をやっていた仲間と再開したりもするんだけど

それはまた別の話。

 

FF11をプレイしていた時、僕は冒険者の一人だった。

いろんな場所で、色んな人に出会って、色んな話をして

そこがゲームの中とかは関係なく、いい体験が一杯出来た。

だから良かった。ゲームをやっていて。FF11をやって。

 

久しぶりに思い返した。キラキラと輝いてたあのゲーム。

早くログインしたくて、足早に帰る学校からの帰り道。

勿論人と人が交わるゲームだから、嫌なことも哀しいこともたくさんあった。

それでも、それ以上に楽しかったことが多かったと思う。

 

僕のやり込んだゲームであり、僕を作ったゲームであり、僕を変えたゲームである。

色々なことを教わった。ありがとう。「FINAL FANTASY 11」